About
飯田 豊(いいだ・ゆたか)
立命館大学産業社会学部教授(兼担:立命館大学大学院社会学研究科)
1979年、広島県福山市生まれ。東京大学工学部機械情報工学科卒業、東京大学大学院学際情報学府博士課程単位取得退学。
専門はメディア論、メディア技術史、文化社会学。メディアの技術的な成り立ちを踏まえて、これからのあり方を構想することに関心があり、歴史的な分析と実践的な活動の両方に取り組んでいる。
著書に『テレビが見世物だったころ ―初期テレビジョンの考古学』(青弓社、2016年)、『メディア論の地層 ー1970大阪万博から2020東京五輪まで』(勁草書房、2020年)、共著に『新版 メディア論』(放送大学教育振興会、2022年)、『ビデオのメディア論』(青弓社、2022年)、『万国博覧会と「日本」 ―アートとメディアの視点から』(勁草書房、2024年)、編著に『メディア技術史 ―デジタル社会の系譜と行方[改訂版]』(北樹出版、2017年)、共編著に『現代メディア・イベント論 ―パブリック・ビューイングからゲーム実況まで』(勁草書房、2017年)、『新版 現代文化への社会学 ー90年代と「いま」を比較する』(北樹出版、2023年)、『趣味とジェンダー ―〈手づくり〉と〈自作〉の近代』(青弓社、2019年)などがある。
現在、放送倫理・番組向上機構[BPO]青少年委員会の委員、関西テレビ「カンテレ通信」のコメンテーターなどを務めている。
連絡先
メールアドレス | iida[at]bricolage.jp [at]を@に変換して下さい。 |
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研究室所在地 | 〒603-8346 京都府京都市北区等持院北町56-1 修学館315・316号室 |
学歴
1979年2月13日 | 広島県福山市生まれ |
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1997年3月 | 広島県立府中高等学校 卒業 |
1997年4月 | 東京大学教養学部理科Ⅰ類 入学 |
2001年3月 | 東京大学工学部機械情報工学科 卒業 |
2004年3月 | 東京大学大学院学際情報学府学際情報学専攻修士課程 修了、修士(学際情報学) |
2010年3月 | 東京大学大学院学際情報学府学際情報学専攻博士課程 単位取得退学 |
職歴
2004年4月〜2007年3月 | 埼玉県立芸術総合高等学校 映像芸術科 非常勤講師(映像媒体論) |
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2006年4月〜2007年3月 | 日本学術振興会 特別研究員(DC2) |
2006年4月〜2007年3月 | 東京藝術大学 音楽学部 音楽環境創造科 非常勤講師(メディアリテラシー) |
2007年4月〜2012年3月 | 福山大学 人間文化学部 メディア情報文化学科 専任講師 |
2009年4月〜2014年3月 | 福山市歯科医師会附属 福山歯科衛生士学校 外来講師(社会学) |
2009年4月〜2011年3月 | 佛教大学 社会学部 現代社会学科 非常勤講師(ジャーナリズム論) |
2010年4月〜2011年3月 | 佛教大学 通信教育部 非常勤講師(メディアと社会、メディア文化論) |
2010年10月〜2013年3月 | 尾道市立大学 非常勤講師(メディア論) 2012年4月、尾道大学から名称変更 |
2012年4月〜2022年3月 | 立命館大学 産業社会学部 現代社会学科 メディア社会専攻 准教授 |
2012年4月〜2013年3月 | 福山大学 非常勤講師(社会学、社会学概論) |
2012年4月〜2018年3月、2019年4月〜2020年3月 | 尾道市立大学 非常勤講師(文化社会学) |
2012年4月〜2013年3月 | ノートルダム清心女子大学 文学部 現代社会学科 非常勤講師(情報社会論) |
2013年2月〜現在 | 立命館大学 総合科学技術研究機構 ロボティクス研究センター 研究員 |
2013年4月〜2015年3月 | 甲南女子大学 文学部 メディア表現学科 非常勤講師(都市文化論) |
2014年4月〜2015年3月 | 京都精華大学 ポピュラーカルチャー学部 非常勤講師(ストリート表現論) |
2015年4月〜2018年3月 | 京都精華大学大学院 デザイン研究科 非常勤講師(創造領域特講) |
2018年4月〜2019年3月 | 東京大学大学院 情報学環 客員研究員 |
2019年4月〜現在 | 立命館大学 衣笠総合研究機構 クリエイティブ・メディア研究センター 研究員 |
2020年4月〜2021年3月 | 法政大学大学院 社会学研究科 非常勤講師(社会学特殊研究、社会学研究) |
2020年4月〜2024年3月 | 情報科学芸術大学院大学[IAMAS]特別非常勤講師(綜合学A メディア技術史特論) |
2022年4月〜現在 | 立命館大学 産業社会学部 現代社会学科 メディア社会専攻 教授 |
2022年4月〜2024年3月 | 京都大学 文学部 メディア文化学専修・文学研究科 非常勤講師(メディア文化学特殊講義、科学史科学哲学特殊講義) |
2022年4月〜2023年3月 | 嵯峨美術大学 非常勤講師(メディア技術史) |
2023年4月〜2024年3月 | 福山市立大学 非常勤講師(メディア論) |
研究助成
2004年4月〜2006年3月 | 日本学生支援機構 業績優秀者返還免除(博士課程貸与分全額) |
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2005年4月〜2007年3月 | NTTドコモ モバイル社会研究所 コア研究「モバイルメディアの文化とリテラシーの創出を目指したソシオ・メディア研究」(研究代表者:水越 伸) |
2006年4月〜2007年3月 | 日本学術振興会科学研究費補助金(特別研究員奨励費)「科学技術コミュニケーションの歴史社会学 ―無線雑誌のテクスト共同体を事例として」(研究代表者:飯田 豊) |
2007年4月〜2012年3月 | 福山大学社会連携研究推進事業(文部科学省「私立大学学術研究高度化推進事業」)「地域(家庭・学校)におけるメディアコミュニケーション能力向上を目指した実践的研究」(研究代表者:三宅正太郎) |
2008年4月〜2010年3月 | 日本学術振興会科学研究費補助金(若手研究(スタートアップ))「科学技術コミュニケーションの歴史社会学 ―科学技術社会論とメディア論の接合に向けて」(研究代表者:飯田 豊) |
2008年4月〜2009年3月 | 高橋信三記念放送文化振興基金「テレビ受像機の民俗学 ―地方における放送文化の保存と発展に向けて」(研究代表者:飯田 豊) |
2009年4月〜2010年3月 | MMS(武蔵メディアと社会)研究会「科学技術コミュニケーションとメディア・リテラシー実践の位相に関する歴史社会学的研究」(研究代表者:飯田 豊) |
2010年4月〜2012年3月 | 独立行政法人科学技術振興機構(JST)戦略的創造研究推進事業(CREST)「情報デザインによる市民芸術創出プラットフォームの構築」(研究代表者:須永剛司、グループリーダー:水越 伸) |
2011年4月〜2013年3月 | 財団法人電気通信普及財団「技術思想としてのアマチュアリズム ─日本の電気通信技術をめぐる市民参加の歴史社会学」(研究代表者:飯田 豊) |
2011年4月〜2014年3月 | 日本学術振興会科学研究費補助金(若手研究(B))「「つながり」のメディア史 —二〇世紀無線技術の〈大衆化〉と〈個人化〉の狭間で」(研究代表者:飯田 豊) |
2014年4月〜2015年3月 | 公益財団法人大林財団「1960年代新宿における文化実践とその戦後史的役割に関する研究 ―文学、映画、音楽、美術の交配を中心に」(研究代表者:飯田 豊) |
2014年6月〜2015年3月 | 立命館大学研究推進プログラム「メディア技術史におけるアマチュアリズムの思想と実践に関する研究」(研究代表者:飯田 豊) |
2015年4月〜2017年3月 | 公益財団法人吉田秀雄記念事業財団「大阪万博の企業パビリオンにおけるテクノロジー表象に関する学際的研究」(研究代表者:飯田 豊) |
2015年4月〜2018年3月 | 財団法人電気通信普及財団「パブリック・ビューイングの日独比較研究 ―複合メディア環境における「メディア・イベント」に関する理論構築に向けて」(研究代表者:立石祥子) |
2015年4月〜2018年3月 | 日本学術振興会科学研究費(基盤研究(C))「近代日本の手作りとジェンダー ―大量生産の時代における趣味のジェンダー化」(研究代表者:神野由紀) |
2015年6月〜2016年3月 | 立命館産業社会学会(教員委員会)学術図書出版助成(『テレビが見世物だったころ ―初期テレビジョンの考古学』) |
2016年4月〜2019年3月 | 日本学術振興会科学研究費補助金(若手研究(B))「メディア・イベント概念の理論的再構築 ―歴史社会学および比較文化学からのアプローチ」(研究代表者:飯田 豊) |
2016年7月〜2017年3月 | 立命館大学研究成果国際発信プログラム「生態論的メディア研究の展望」(研究代表者:北村順生) |
2017年4月〜2023年3月 | 日本学術振興会科学研究費補助金(基盤研究(B))「メディア文化史における「1970年代」の戦後史位置の再考」(研究代表者:日高勝之) |
2018年4月〜2019年3月 | 放送文化基金「2018年サッカーW杯におけるパブリック・ビューイングの研究」(研究代表者:立石祥子) |
2018年4月〜2023年3月 | 日本学術振興会科学研究費補助金(基盤研究(B))「万国博覧会に見る「日本」 ー芸術・メディアの視点による国際比較」(研究代表者:暮沢剛巳) |
2019年4月〜2024年3月 | 日本学術振興会科学研究費補助金(基盤研究(C))「初期CATVの自主放送をめぐる思想と実践 ーメディアの考古学および民俗学の視座から」(研究代表者:飯田 豊) |
2019年4月〜2022年3月 | 放送倫理・番組向上機構[BPO]青少年委員会「青少年のメディア・リテラシー育成に関する放送局の取り組みに対する調査研究」 |
2019年6月〜2020年3月 | 立命館産業社会学会(教員委員会)学術図書出版助成(『メディア論の地層 ―1970大阪万博から2020東京五輪まで』) |
2022年4月〜2026年3月 | 日本学術振興会科学研究費補助金(基盤研究(B))「領域横断的な万国博覧会史研究を通じた新しい戦後史叙述の可能性」(研究代表者:佐野真由子) |
2023年3月〜2024年3月 | 小笠原敏晶記念財団(現代美術分野)「日本の初期ビデオ・アートと CATV の相互影響に関する調査研究」(研究代表者:飯田 豊) |
2024年4月〜2028年3月 | 日本学術振興会科学研究費補助金(基盤研究(B))「現代メディア・イベントとしての万国博覧会史:メディア研究とデザイン研究の視座から」(研究代表者:飯田 豊) |
2024年4月〜2025年3月 | 放送文化基金「東京2020五輪のライブサイト/パブリック・ビューイングをめぐるメディア・イベント研究」(研究代表者:飯田 豊) |
学会活動
2004年〜現在 | 日本メディア学会(※2021年まで日本マス・コミュニケーション学会) 2015〜17年(第35期) 放送研究部会 幹事 |
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2004年〜現在 | 社会情報学会(※2012年まで日本社会情報学会[JSIS]) 2021年〜25年 若手研究支援専門委員 |
社会活動
2007〜2012年 | MELL platz 運営メンバー(2010年度、事務局) |
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2007〜2012年 | NHK杯 全国高校放送コンテスト 広島県大会 審査員 |
2008〜2011年 | 日本民間放送連盟 メディアリテラシー実践プロジェクト アドバイザー |
2009〜2012年 | 広島県尾道市「次世代育成のための電子メディア対策委員会」有識者委員 |
2009〜2012年 | NPO法人子どもコミュニティネットひろしま「発達に応じたコミュニケーション体験事業」委員長(独立行政法人福祉医療機構子育て支援基金事業) |
2011〜2015年 | 広島県立府中高等学校 学校評議員 |
2014年 | 日本民間放送連盟賞 ラジオエンターテインメント部門 審査委員長 |
2015〜2018年 | 広島県立府中高等学校 学校関係者評価委員 |
2019年 | NHK杯 全国高校放送コンテスト 決勝大会 審査員 |
2019〜2020年 | 厚生労働省「先進的な情報通信技術の利活用による若者の就労支援手法に関する調査研究事業」検討会委員 |
2022年〜現在 | 放送倫理・番組向上機構[BPO]青少年委員会 委員 |
2024年〜現在 | 関西テレビ「カンテレ通信」レギュラーコメンテーター |